帯広南商業高校OAビジネス部 IT部門初優勝 8月全国へ
「第38回全国高等学校IT(情報技術)・簿記選手権大会」(立志舎主催)の北海道ブロック大会IT部門で、帯広南商業高校OAビジネス部が団体初優勝を果たした。個人でも2年の藤田和哉さん(16)が優勝したのをはじめ、上位10人に4人が入る活躍ぶり。出場した部員10人は8月8日の全国大会(大阪)へ意欲を燃やしている。
大会は全国6ブロックで開催。道ブロックは25日にかでる2・7(札幌)で開かれ、道内の13校84人が出場した。IT部門は情報セキュリティーやコンピューターに関連する用語、国家試験の「ITパスポート試験」レベルの問題が出題され、団体は各校上位3人の合計点で順位を決める。
同校OAビジネス部は昨年、団体の部で準優勝したが、全国大会の出場は逃した。悔しさをバネに、暗記や過去の問題を繰り返し解いた結果が、今回の初優勝に結び付いた。
個人の部で優勝した藤田さんは「団体優勝の点数に貢献できたのがうれしい」と話し、同じく個人で6位に入賞した部長の平野花梨さん(17)=3年=は「みんなで目指してきた団体優勝。目標を高く持ったことで個人の成績も付いてきた」と喜ぶ。
個人では山川穂乃果さん(17)=3年=が3位、宮浦ももさん(17)=同=も8位に入った。2人は全国大会へ向けて「勉強の質を上げて臨みたい」。同部の堀内大輔顧問は「情報処理科がある学校も出場する中での優勝は、生徒たちの努力の結果。全国のレベルを肌で感じてきてほしい」と話している。(牧内奏)