馬と景色楽しんで 芽室・どさんこ牧で観光プログラム
【芽室】「馬と人との奇跡の楽園へようこそ」-。十勝の観光プログラムの企画・開発を手掛ける「いい旅北海道」(帯広、永田剛代表)は、来月から町上美生の「剣山どさんこ牧」で体験ツアー「ナチュラルホースパーク」を始める。「日本で唯一の『馬の群れと遊び癒やされる旅』」と銘打ち、約70頭の馬が群れる牧草地での馬との触れ合いや絶景の中でのランチなどを楽しんでもらう。
永田代表はラリージャパンの運営に携わっていた12年前、セレモニアルスタートに登場した同牧場のドサンコを初めて見た。「馬がとても人なつこくて感動した。(どさんこ牧は)知れば知るほど素晴らしい環境で、まさに馬と人との奇跡の楽園」とその環境にほれ込んだ。
観光プログラムのスタートに向け、1年前から専用長靴の用意や車両の入場制限といった防疫面を含め準備を進めてきた。
体験ツアーは原則1回1組で、専任ガイドが案内。放牧地での馬との触れ合い、牧草地や木立ちをめぐる乗馬体験を用意。牧草地にテーブルと椅子を並べ、絶景の中で味わうランチは芽室や十勝の食材を提供する。
「ゆったり馬と遊ぶプレミアムステイツアー」(1組2人で7万円)「プレミアムステイ&乗馬1時間ツアー」(同8万円)、人数や時間など要望に応じて対応する「オーダーメイドツアー」などがあり、地元の人たちに向けた低料金のプログラムも用意する。
永田代表は「100ヘクタールの牧場は東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積と同じ。広大な空間を優雅に独り占めするぜいたくな時間は人生観を揺るがすでしょう」とPR。どさんこ牧の川原弘之牧長は「馬に魅力を感じる人が増えればうれしい」と話している。
観光プログラムの営業は6月8日から。予約・問い合わせは同社(0120・889・508)へ。公式サイトでも受け付けている。(澤村真理子)