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1年9カ月ぶりに開通 被災の国道38号小林橋

開通と同時に多くの車両が行き交った小林橋(29日午前6時ごろ)。左側は仮橋

 【清水】2016年夏の台風災害で流失した国道38号の小林橋(町清水~町羽帯)が1年9カ月ぶりに再建され、29日から一般車両の通行が始まった。午前6時の全面開通と同時に、大型の輸送トラックや出勤途中のドライバーが多く行き交い、復興と利便性の向上を実感していた。

 この橋は小林川の氾濫で甚大な被害を受け、国の災害復旧事業で新橋の架け替え工事が進められていた。16年10月に迂回(うかい)路の仮橋を設置したが、道幅が狭く傾斜もきついなど不便が生じていた。

 再建された新しい小林橋は、延長74・6メートル。河川の拡幅工事に伴い、被災前に比べて約2倍の長さになった。幅員は車道部が8メートル、片側には歩道部2メートルを確保。朝の出勤で御影方面から橋を渡った清水謙さん(28)=町職員=は「下り坂直後にあった仮橋のカーブがなくなり、スムーズで走りやすい。元の道路に戻って改めて、これまでの不便を実感した」と話した。

 開通の様子を見守った帯広開発建設部帯広道路事務所の佐藤修也所長は「災害以来、地域や道路利用者の皆さんに迷惑を掛けた。引き続き安全安心な道路確保に努めていく。利用する際は、十分気をつけて走行して」と呼び掛けた。

 30日午前6時には、ペケレベツ川に架かる同国道の清見橋(町清水基線)の再建工事も完了する。(小寺泰介)


◆小林橋付近の地図
小林橋付近を示すマップ-Googleマップ

関連写真

  • 開通と同時に多くの車両が行き交った小林橋(29日午前6時ごろ)

    開通と同時に多くの車両が行き交った小林橋(29日午前6時ごろ)

  • 開通と同時に多くの車両が行き交った小林橋(29日午前6時ごろ)

    開通と同時に多くの車両が行き交った小林橋(29日午前6時ごろ)

  • 車線中央のコーンを撤去しながら開通に向けて準備を進める工事関係者(29日午前5時50分ごろ)

    車線中央のコーンを撤去しながら開通に向けて準備を進める工事関係者(29日午前5時50分ごろ)

  • 車線中央のコーンを撤去しながら開通に向けて準備を進める工事関係者(29日午前5時50分ごろ)

    車線中央のコーンを撤去しながら開通に向けて準備を進める工事関係者(29日午前5時50分ごろ)

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