ホテルヌプカ2周年で記念イベント
中心部活性化を事業目的の一つに掲げ、十勝シティデザイン(帯広、坂口琴美社長)が運営する「ホテル・ヌプカ」(西2南10)が、3月1日でオープンから2年を迎える。記念事業として1日まで昭和50年代のホテル周辺のジオラマ模型を施設内で展示している他、同2、3日には同社の事業報告や十勝活性化のため活動する人たちの発表会も企画している。
東京で飲食店を営んでいた坂口社長(幕別出身)と東京の弁護士柏尾哲哉氏(帯広出身)らが「ホテルみのや」を改修し、2016年にオープン。市の中心部活性化計画にも位置付けられ、オリジナルビールの開発や、施設を拠点にした地域イベントも積極的に開いてきた。創業者の柏尾氏は「宿泊は今年、前年比20%の伸び。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じ、認知度が高まっている」と話す。
展示中のジオラマは、「私設鉄道博物館・十勝晴駅」(音更)に展示中の一部を借り受けた。150分の1で再現され、来場者は足を止めて見入っている。
発表会は「ディスカバー・ユアー・トカチ・ストーリー」と銘打ち、熱中小学校(更別)の紹介や池田、士幌、大樹での地域活性の取り組みなど17プログラム(1プログラム1時間程度)を紹介する。展示、発表会とも入場無料。
坂口社長は「100年先の十勝が生き生きした場所になることを考え、今後も活動したい」と話す。発表会の詳細はホームページで紹介している。(佐藤いづみ、牧内奏)