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郷、神谷選手の健闘たたえる 市役所でPV 親族や関係者声援

日本勢の活躍に沸く、帯広市役所のパブリックビューイング会場(18日午後9時半ごろ、新井拓海撮影)

 平昌五輪スピードスケート女子500メートルが行われた18日夜、神谷衣理那選手の地元で、郷亜里砂選手が高校時代を過ごした帯広市では市役所でパブリックビューイング(PV)が開かれ、関係者や同級生ら約100人が祈るように画面を見つめた。金メダルを獲得した小平奈緒選手の圧巻の滑りとともに十勝勢2人も健闘し、会場は大きな歓声に包まれた。

 神谷選手の祖父祐吉さん(82)と祖母の静恵さん(80)=池田町=、郷選手の大叔父の孝男さん(83)と美智子さん(84)夫妻ら親族、同級生らが会場に駆け付け、両選手の登場と熱戦に拍手と声援を送った。

 レース後祐吉さんと静恵さんは「一生懸命頑張っていた。オリンピックの選考から外れて4年間頑張ってきたので、ご苦労さんと言いたい」とねぎらった。

 孝男さんと美智子さんは「ドキドキしながらレースを見ていた。自分に負けないで頑張ってきた結果の入賞。今の気持ちを大事にこれからも頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 2人の母校の白樺学園高校からも多くの同級生らが訪れ、声援を送った。

 神谷選手のスケート部の同級生岸田昌也さん(26)、小室拓也さん(26)は「高校時代と変わらない力強い滑りにすごく感動した」と笑顔を見せた。

 2、3年生時の担任だった同校の湊谷匡晃副校長は「4年前の悔しさを乗り越え、立派なレースを見せてくれた。郷さんもすばらしく、白樺学園として誇らしい」と健闘をたたえた。(石川友史、松田亜弓)

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