大原氏代表のシニアスキークラブABC、メムロで研修
【芽室】十勝でのスキー指導の草分けの一人で元帯畜大助教授の大原洋一氏(75)=エー・ジー・イー研究所代表取締役、札幌市在住=が代表を務める札幌のシニアスキークラブ「ABCスキーフレンズ」が1月28日から30日まで、メムロスキー場での研修「十勝交流会」に臨んだ。地方の小規模スキー場に出向いての地域交流活動に取り組み、平均年齢77歳のクラブ員15人が、十勝のシニアスキーヤー10人と交流しながらゲレンデを満喫した。
同クラブは2011年に発足。A(アメニティー)B(ビューティフル)C(コミュニケーション)を目的に掲げ、60歳以上のスキーヤーが参加。札幌国際スキー場をホームゲレンデにしながら、道内各地のスキー場に出向いて地域の活性化に役立つことを目指し、昨季は一昨年の台風による大雨被害を受けた新得町のサホロリゾートスキー場を研修先にしてツアーを行った。クラブにとって7年目の今回の研修は「小さなスキー場から大きな喜びを持ち帰る」をテーマに、大原代表にとってなじみのメムロスキー場を訪れた。
初日の28日午後1時に開会式、2日目は3グループに分かれてテクニックを磨き、1列になっての滑走ではひときわ見事な滑りを披露、ほかのスキーヤーからも「きれいな滑り」と感嘆の声が上がった。大原代表は「今回は平昌五輪のため1月に実施したが、(自身が発足に関わった)十勝シニアスキー倶楽部発足日の2月14日に毎年、この研修を行っている。懐かしい十勝の皆さんとも交流ができた」と話していた。(横田光俊)