「自立する帯広へ」 市新年交礼会に600人
帯広市主催の新年交礼会が4日午前11時半から、市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。十勝の政財界関係者ら約600人が出席し、新年の幕開けを祝った。
年頭あいさつで米沢則寿市長は平成の歩みを振り返り、「人口減少や超高齢社会、自然災害などさまざまな課題に直面する中、将来にわたって豊かに暮らせる持続可能なものへと再構築する必要に迫られている」と強調。今年が北海道命名150年の節目であるとし、「帯広の立脚点はこれまでも、これからも常に十勝にある」と語った。
看板政策の「フードバレーとかち」の認知度向上や、一昨年の台風災害から立ち直った十勝農業の底力などにも触れ、「新たな価値を創造し、自立、自走する帯広をつくるため、全力を傾注していく」と述べた。
小森唯永市議会議長のあいさつに続き、来賓の石川香織衆院議員と、三津丈夫、清水拓也、山崎泉の3道議を代表して山崎道議が祝辞。JA帯広かわにしの有塚利宣組合長の発声で牛乳で乾杯し、年初のあいさつを交わした。帯広商工会議所の高橋勝坦会頭のあいさつで締めた。(小縣大輝)