木イチゴビールを早出し 米風で22日から
十勝で唯一の地ビール醸造設備がある帯広ビール(帯広)は、今年も市内の農場「ときいろファーム」の木イチゴを使ったクラフトビール(発泡酒)を仕込んでいる。来年2月の本格販売を前に、初の試みとなる“早出し”ビールを、22日から市内のビアカフェ「米風」(大通南12、中村晃代表)で限定提供する。
商品名は「フランボアーズ」。帯広ビールで醸造エンジニアを務める十河英明さんが、十勝の原材料を使ったオリジナル品を-と、6年前から数量限定で醸造。今年は30たる分(600リットル)を仕込んでおり、「クリスマス時期に合わせ、飲んでほしい」(十河さん)と中村代表に早出し企画を依頼し、実現した。
1杯600円(税別)で、30日までの限定提供。十河さんは「昔、米風で飲んだベルギー製の木イチゴビールが醸造の原点。ヌーボーを味わってほしい」と話している。問い合わせは米風(午後6時~翌午前1時、0155・27・1291)へ。(佐藤いづみ)