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次機、来春にも打ち上げ 堀江氏、講演で見通しIST

次の打ち上げ時期などについて語る堀江氏(新井拓海撮影)

 インターステラテクノロジズ(IST、本社大樹町、稲川貴大社長)の創設者堀江貴文氏が1日、帯広市内の北海道ホテルで講演し、観測ロケットの次回の打ち上げ時期について、関係各所と調整した上で、来年春ごろを目指す考えを示した。

 ISTは今年7月に、宇宙空間を目指して観測ロケット「MOMO(モモ)」初号機を打ち上げたが、機体にトラブルが発生し、途中でエンジンを緊急停止、目標高度の100キロには届かなかった。

 堀江氏は「改良の方向は見えているので、技術的には粛々と進めるだけ。次の打ち上げはほぼ成功すると思う」とし、打ち上げ時期について「調整しなければならないが、来年春ごろ」と見通しを示した。

 人工衛星の打ち上げ需要は世界中にあるとし、「世界の衛星メーカーなどの人が、間違いなく十勝に来るようになる。家族まで含めると万人規模の産業を十勝に持ってこられると確信している」と述べた。

 また、世界から打ち上げを見に著名人らが来ると予測する一方、「十勝の食べ物はおいしいし、自然の素晴らしさは分かっているが、泊まる場所、大自然や食材といった素晴らしい体験をできる場所がまだまだ不足している」と指摘した。

 堀江氏は、北洋銀行の管内取引先企業などでつくる「十勝帯広はまなすクラブ」(林光繁会長)の講演会で登壇した。270人が出席。「今後の宇宙ビジネス」および「インターステラテクノロジズ株式会社の今後の展開について」と題して話した。(伊藤亮太)

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