今年のほっとマグ期間大幅延長へ まちづくり元気おびひろ
共通オリジナルマグカップで参加各店が温かい飲み物を提供し、帯広のまちなか活性化を図る「OBIHIROほっとマグフェスタ」の今年度の開催概要が固まった。例年より2カ月以上前倒しして10月1日にスタートするほか、まちなかへの人の回遊を促そうと期間中、今年度のマグデザインを担当した彫刻家相原正美さん(帯広)の巡回展を初めて企画した。
同イベントは、まちづくり元気おびひろ(帯広、藤本長章社長)を核とした実行委員会(細川吉博委員長)が主催し、2010年に始まった。参加店は、毎年変わる「イヤーズマグカップ」にホットドリンクを入れて提供。マグ(客の買い取り、販売のみも可)は持ち帰りでき、参加店に持参すると繰り返し使える。毎回1000~1500個ほどが売れ、昨年度は54店が参加した。
これまでは12月のクリスマス前後に始まることが多く、期間が固定されていなかったが、市民に一層の浸透を図りたいと、今年度はスタート日を前倒しする。期間は例年通り、来年3月末まで。
今年度のマグは「冬の朝、心の箱から」をコンセプトに、抽象的で淡い色調のイラストをデザイン。販売価格は昨年より1割アップの1個700円。相原さんの作品展は藤丸や日曜喫茶館などで10月から開催。またマグカップPRイベントを藤丸で12月24、25日に行うほか、おびひろ氷まつり会場でも実施する。
現在、参加店を募集中。藤丸やJR帯広駅内のキオスクなどでは10月1日に提供を始める予定。参加店情報は近く、SNSなどで発信する予定。実行委は27日午前、帯広経済センタービルで会見を開き、細川委員長は「まちなかのにぎわいにつながるイベントに育てたい」と話した。問い合わせは事務局(0155・26・0116)へ。(佐藤いづみ)
- カテゴリ経済写真住まいイベント
- タグまちづくり元気おびひろ