「馬文化を知って」 サムライプロデュースが新プログラム
観光コンテンツ制作の「サムライプロデュース」(帯広市東1南16、西脇あつし社長)は、馬を取り入れた新アクティビティ「十勝ホースマンシップクラブ」を商品に追加した。市街地から車で20分ほど離れた田園エリアでの乗馬体験や、馬との接し方も学べるプログラムとなっている。
市内の乗馬牧場「D-J RANCH(ディー・バー・ジェー ランチ)」の元代表で、昨年4月に市富士町西6線の自宅に「HMH(ヒロユキ・モチダ・ホースマンシップ)」を立ち上げた持田裕之さん(51)の協力の下、「都会から来る観光客に十勝の馬文化を知ってほしい」(西脇社長)との思いから商品化した。
HMHを会場に、(1)ライディング(2)グランドワーク(3)ショー-の3本立て。(1)では持田代表やスタッフらが引く馬にまたがり、周囲に畑や山の広がる景色を楽しみながら敷地内を周回する。(2)は騎乗せずに地上で馬を誘導する練習法で、実際に馬の横に立って同じ目線でコミュニケーションを図る体験ができる。(3)では体高90センチ以下のミニチュアホースの「ピエロ」(牡)など、調教や訓練を積んだ馬たちの一芸を観賞できる。
西脇社長は「乗って終わりでなく、その道のスペシャリストの哲学も感じ取ってほしい」、持田代表は「馬との関わり方を知ってもらえれば」としている。
商品は通年の販売で、1人1万2000円。午前9時からと午後1時からの2回で、JR帯広駅周辺からの無料送迎付き。催行人数は最大4人(団体客を除く)。事前の予約が必要。申し込み、問い合わせはサムライプロデュース(0155・66・4006)へ。(小縣大輝)