鉄筋業組合、帯広工業高校で出前授業
帯広工業高校(金谷秀幸校長)で11日、道鉄筋業協同組合十勝支部(磯部正博支部長)による出前講習が行われた。建築科の2年生40人が、鉄筋の圧接や結束の技術をプロの職人から学んだ。
昨年に続き2年目。この日は同支部から8社9人が来校し、講義と実技指導に臨んだ。
生徒は2つの鉄筋を固定し、バーナーを使った溶接や、1つにつなぐ圧接を体験。組合員の指導の下、専用の眼鏡を着け、勢いよく火を噴くバーナーに驚きながらも丁寧に作業を進めた。結束線や専用工具ハッカーを使った実習もあり、こつや仕事のことなどを組合員に聞きながら、ノウハウを学んだ。
生徒の高木なつみさん(16)は「こつをつかむのが大変だったが、丁寧に教えてくれた。今後の勉強に役立てたい」と笑顔。磯部支部長は「工事現場を見る機会は、なかなかないと思う。これをきっかけに鉄筋業に興味を持ってもらえれば」と話していた。
(松田亜弓)