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「オーバル」でリンクの製氷作業 本格化

オーバルで本格的に始まったリンクの製氷作業(15日午前9時ごろ、新井拓海撮影)

 屋内スピードスケート場の明治北海道十勝オーバル(帯広市南町南7線56)で15日、本格的なリンク造りが始まった。帯広市文化スポーツ振興財団の職員が24日のオープンに向け、丹念に作業を進めている。

 13日までに基盤となる5ミリの氷を造り、ライン引きが完了している。15日は午前9時から4カ所同時に約60度の温水をホースからまき、作業がスタート。水が固まるのを待って、一日に5回ほど散水し、最終的に厚さ2・8ミリになるまで連日の氷造りが続く。責任者の同財団の伊藤悟さんは「ゆっくりと冷やすことで質の高い氷を造りたい」と話し、リンク下の冷却液の温度を日ごとに0・5度ずつ下げ、きめ細かい氷に仕上げる。

 オーバルはナショナルトレーニングセンター(NTC)の競技別強化拠点。来年2月19日に開幕する冬季アジア札幌大会のスピードスケート会場にもなっている。(松村智裕)

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