レンタサイクル事業好調 更別
【更別】村が今春開始したレンタサイクル事業が好調だ。5月の大型連休中には1日最大15人の利用があった。村の観光スポットやグルメを紹介するマップも配布し、自転車を使った村内観光をPRしたい考えだ。
貸し出しは4月30日から、平日は村役場2階の産業課、閉庁日は村農村公園の大型遊具前で始まった。昨年、村商工会青年部が試験的に実施し、104人の利用があり、村が事業を引き継いだ。用意したのは大人用6台と子供用4台の計10台。全て同青年部から無償で借り受けた。
配布する観光マップは農村公園設置の案内看板を縮小したもの。道の駅やどんぐり公園など観光スポットの他、飲食店も紹介している。
利用者は5月22日現在で64人。4月30日から8日までの大型連休中は42人が利用し、3日は最多の15人にレンタルした。帯広市周辺からの親子連れが最も多かったという。
平日は産業課の職員が受け付けるが、閉庁日は役場全職員が当番制で担当。役場職員が観光客と接点を増やすのも狙いの一つだ。
村産業課は「子どもと二人乗りできる自転車を要望する意見も多かった。来年以降に反映し、村の交流人口増加につなげていきたい」としている。
利用時間は午前10時~午後3時45分。中学生以下は保護者の同意が必要。雨天中止。問い合わせは同課(0155・52・2115)へ。(菅生佳孝)