新鮮野菜販売 クラウンのおじいちゃん まちマイ更別
高級国産車クラウンに自家栽培野菜をたっぷり載せ、「かっこう料理店」(村勢雄317)近くに小屋を作って販売している宍戸功治さん(85)=農業=は、周囲から「クラウンのおじいちゃん」の愛称で親しまれている。
更別で生まれ、18歳で父が始めた農業を継いだ。現在は息子の功さん(57)が跡を継ぎ、畑作約60ヘクタールと和牛60頭を飼養。野菜は15年ほど前から「道の駅」で土、日曜日を中心に販売していたが、かっこうに野菜を卸していたのをきっかけに、店主の理解もあり、4年前から現在地で販売を始めた。
宍戸さんは「乗り心地と(車体が大きいなど)安全性もあるクラウンが大好き」と力説。さらに「家に軽トラックはあるが、家族が使うことも多く、野菜を運ぶだけなら十分。後部座席や助手席などに野菜を載せることにも抵抗はない」と言い切る。
店には旬の野菜が並ぶ。現在のおすすめはナガイモ。「連作せずに作るから水っぽくないのがうちの特徴」と力説。宍戸さんの野菜を目当てに来客する人もいるそう。午前11時~午後2時半。日曜と祝日定休、他曜日は不定休、11月末まで。(村瀬恵理子)
◆特集
・まちマイ更別編 一覧