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第1回ばんえい能力検査、134頭合格

デビューを目指し、ばんえいの走路を駆け抜けた新馬(新井拓海撮影)

 帯広競馬場で10日、デビュー前のばん馬を審査する2016年度「第1回能力検査」が行われ、競走馬デビューを目指す若駒180頭が同競馬場の走路200メートルを駆け抜けた。1番時計(トップタイム)のホクショウムゲン(牡2歳、服部義幸調教師、鈴木恵介騎手、生産者は陸別町・村上昭一さん、馬主は井内昭夫さん)など134頭が合格した。

 能力検査(能検)に参加する馬は牡が480キロ、牝は460キロのそりを引いて調教状況や完走タイムなどを審査される。今年第1回のこの日は、前年度とほぼ同じ数の2歳馬187頭がエントリー。愛馬のデビューを懸けた挑戦を見届けようと、同競馬場には全道各地から生産者や馬主らが訪れた。

 函館から毎年、能検を見に来ているという斉藤繁雄さん(85)は「友人の馬を応援しに来た。今年は速い馬が多いと思う」と話していた。

 1番時計のホクショウムゲンは第4レース9番で出走。1分12秒という記録でゴールし、この日の検査で最速記録を出した。合格した馬たちは22日の16年度開幕以降、順次デビューしていく。能検は8月19日まで計10回行われる。(大木祐介)


◆ばんえい競馬について
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