広尾豊似小にクマ? 窓ガラス割られ、付近に足跡
【広尾】5日午前10時20分ごろ、広尾町紋別18線の豊似小学校の校舎の窓ガラスが割られているのが見つかった。付近にはクマとみられる大きさ14、15センチほどの足跡があり、クマが割った可能性もある。広尾署員や道猟友会広尾支部のハンターがクマの行方を追っているが、午後1時現在、見つかっていない。
割られたのは校舎1階の教室の窓ガラス1枚で、通りがかった同校教諭が見つけた。割られた時刻は分かっていないが、同日午前7時半ごろ、教頭が見回った際は割れていなかったという。同校はこの日、春休み中で児童はいなかったが、各家庭に対し不要の外出は避けるよう電話連絡を行った。
これに先立ち、同日午前8時5分ごろには、同校がある豊似市街から西に約1キロほどの雑木林にクマ1頭(体長約1・5メートル)がいるのを、散歩中の同町内の男性(80)が目撃した。同10時10分ごろにも、その付近で目撃情報があった。
広尾署員15人、町役場職員4人、道猟友会広尾支部のハンター3人が出動、道警のヘリコプターも使ってクマの捜索と付近の警戒にあたっている。