道の駅に無料Wi-Fi、15日から 道路や地域情報充実
帯広開発建設部は15日から、管内11の「道の駅」で無料公衆無線LAN(Wi-Fi)を活用した情報提供を始める。道路や気象情報などに加え、医療や観光情報も発信。利用者の利便性向上のほか、外国人観光客の受け入れ体制整備にもつなげる考えだ。
「道の駅SPOT」と題し、道開発局が全道で順次サービスを開始する。
これまでは、道の駅に設置した「道路情報提供機器」で道路関連情報を提供していた。観光立国に向けた国の施策でWi-Fi整備促進が位置づけられ、スマートフォンやタブレットなど携帯端末の普及に対応するため、Wi-Fiに切り替える。同機器での情報提供も続ける。
メールアドレスとパスワードを登録すると、道の駅ポータルサイトに接続。渋滞や路面状況のライブカメラ、周辺天気など同機器で提供していた情報を見ることができる。ポータルサイト専用に医療や観光など地域情報を追加し、機能を強化した。
日本語のほか、英語など外国語にも対応する。1回の接続時間は60分で、24時間利用できる。
管内14の道の駅のうち、15日から「なかさつない」や「あしょろ銀河ホール21」など11施設でサービスを開始。「足寄湖」と道道に面し道が整備する「さらべつ」「しほろ温泉」は2016年度以降に始める。サービスが利用できる駅にはシンボルマークを掲示する。
同部は「北海道新幹線開業や東京オリンピックなどで訪日外国人の増加が予想される。おもてなしにつながれば」としている。(池谷智仁)
◆道の駅SPOTについて
・「道の駅SPOT」に関する資料(接続方法も含む、PDF)-帯広開発建設部公式ホームページ