凍ったジーンズで村PR 更別の亀井さん企画
【更別】水に浸したジーンズを外気で凍らせ、透明人間が立っているかのように見せるアート「フローズンパンツ」が村内に“出没”している。村地域おこし協力隊員の亀井秀樹さん(34)が手掛け、住民らの目を楽しませている。
亀井さんは同アートで「Tokachi Frozen Pants week(とかちフローズン・パンツ・ウイーク)」と題したイベントも企画。イベントのフェイスブックを立ち上げ、2月8日まで管内全域から同アートの写真を募集している。
同アートは大寒波が訪れた米国・ミネソタ州で寒さを逆手に取って楽しもうと始まり、世界中に広がりを見せている。亀井さんは米国在住の友人から情報を聞き、24日から自前のジーンズを使って取り組みを始めた。村内で場所を変えながら出没させ、29日には村ふるさと館の入り口前に飾り付けた。
更別の名所とともに写真に撮り、観光協会のフェイスブックに掲載したところ好評で、「十勝全域で共有して楽しもう」と今回のイベントも企画した。亀井さんは「寒さをブランドにして観光の起爆剤にできたら」と話している。
ふるさと館入り口前のジーンズは、春の雪解けまで展示するという。
(小寺泰介)