「ウラニワカフェ」がベトナム出店 幕別
【幕別】町内で「uraniwa cafe(ウラニワカフェ)」を経営する「One World Project(ワンワールドプロジェクト)」(水野翔太社長)が今月、ベトナム・ホーチミン市に同カフェを出店した。幕別の本店に次ぐ2号店。ロールケーキなどのスイーツを販売する他、日本とベトナムの文化交流の拠点として発展を目指していく。
同社は水野社長と写真家の佐々木智治さんの2人が中心となって立ち上げ、飲食業や写真撮影、ビル管理など多角的に事業を展開している。ウラニワカフェは2013年に札内中央町に開店し、洋食を中心にドリンクやスイーツメニューも豊富に扱う。
ベトナムとのつながりは3年前、水野社長が知人の紹介で同国を視察した際、都市を離れると人々が貧しい生活をしていることに驚き、「何か貢献できないものか」と、同国で購入した雑貨をカフェで販売したのがきっかけ。その後、雑貨の売り上げを原資に玩具などを購入し、現地の幼稚園に寄付する活動も続けている。
同国への出店は昨年から本格的に準備を始め、日本人が多く住む日本人街に物件を借り、今月17日に店を開いた。店舗面積は約30平方メートル。カウンターのみ6席で、テークアウトが中心という。
スイーツ中心の店舗にしたのは「十勝、北海道と言えばスイーツで、ベトナムに洗練されたスイーツの店が少なかったから」(水野社長)。十勝産小豆や道産食材を可能な限り現地で調達。日本人スタッフ1人が常駐し、現地従業員に作り方などを教えている。スイーツの他に、丼やパスタなど軽食、酒類も提供している。
水野社長は「カフェを拠点に交流の機会を増やし、両国の懸け橋となりたい」と話している。(眞尾敦)
◆uraniwa cafeについて
・uraniwa cafe-ホームページ
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