姉弟でエレクトーン全国大会へ 芽室の窪田ひかりさん、大志君
【芽室】25日に大阪市で開かれる「ジュニアエレクトーンコンクール2015ファイナル」(ヤマハ音楽振興会主催)に町内から2人が出場する。中学生部門の窪田ひかりさん(15)=芽室西中3年=と、弟で小学生高学年部門の大志君(11)=芽室西小6年=のきょうだいだ。2人は「1位を目指したい」と声をそろえている。
同コンクールは、中学生以下が出場できるエレクトーン大会としては国内最高峰の大会。十勝から、きょうだいで全国ファイナルに出場するのは初めて。
2人はともに2歳から帯広旭楽器商会のヤマハ音楽教室幼児課のグループレッスンを受け、小学1年から同音楽教室のエレクトーン教室に通っている。母の寿里さん(46)も同教室でエレクトーン講師を務めており、自宅でも練習を重ねる日々。ひかりさんは2012年に全国ファイナルで金賞を受けている実力者。大志君も13年に同ファイナル出場を経験している。
2人は今回のコンクールに向け、昨年11月から曲の選考とアレンジを開始。アレンジではヤマハ音楽教室システム講師の平野潮さんと一緒に、音の種類やボリュームなどを1つ1つ丁寧に考え、納得のいく作品を作り上げた。今年6月の帯広地区予選、7月の北海道ファイナルを経て、9月に東京で開かれた選考会を見事勝ち抜き、全国ファイナルへと進んだ。
大会を間近に控え、ひかりさんは「今まで練習してきたことをステージの上で発揮したい。楽しみながら演奏し、1位を目指したい」と意欲満々。大志君も「すべてバッチリの状態で大会に臨みたい。そして1位を目指す」と話す。
「全国へ出場できたのは平野先生のおかげ。テクニックとメンタル両面での適切な指導で、2人は大きく成長した」と母の寿里さん(48)。平野さんは「2人は何より努力を続ける才能があった。ぜひ全国大会でも活躍してほしい」と期待している。(小沼元)