秋サケ初水揚げ 大樹では初日69トン
【大樹】十勝管内を含むえりも以東の地区などで秋サケの定置網漁が全道のトップを切って解禁され、31日には大樹や広尾、大津の管内各漁協で水揚げが始まった。
大樹漁協(神山久典組合長)では管内の23カ統のうち5カ統に網を設置している。この日は5隻が出港し、解禁日の30日に仕掛けた網を揚げた。
このうち三宅透船頭(53)の共栄丸は乗員11人で午前5時に大樹漁港を出港した。漁場で漁業者が息を合わせて網をたぐり寄せると、海面から銀色の魚体が次々と現れた。クレーン式のタモですくい、素早く船倉に移した。
同漁協では計69トンを漁獲。三宅船頭は「初日としては昨年よりずっと多い量。今後も豊漁が続いてほしい」と話していた。浜値は雄1キロ当たり290~330円。雌は同620~630円で平年並み。漁の期間は11月20日まで。(伊藤亮太)
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