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「コミュニケーションツールに」人狼ゲーム人気

帯広でも年齢、性別、職業などさまざまな人が参加し「人狼ゲーム」で心理戦を楽しんでいる

 「うそつきは誰?」-。参加者が対話を通して心理戦を楽しむパーティーゲーム「人狼(じんろう)ゲーム」が、帯広でも人気を集めている。ゲームを楽しもうと、市内ではサークルが発足したり、イベントが開かれたりしており、会場では年齢や職業もさまざまな参加者が集まり、勝利を目指して会話の駆け引きを楽しんでいる。

テレビ番組も
 「人狼ゲーム」は1930年頃のヨーロッパの遊びが源流とされ、2000年代前半までに現在の形になった。ゲームとして人気を集めているだけではなく、コミュニケーションツールとして、大手企業が研修に取り入れるなどし、注目を集めた。近年は芸能人が人狼ゲームで戦うテレビ番組が放送されたり、プロの将棋棋士と囲碁棋士が知略トップの威信を懸けて人狼ゲームで対決したりするなど、各方面で人気となっている。

 帯広では、人狼ゲームを楽しむ人が徐々に増えつつあり、この3月にイベント・サークル「人狼サンクション」が立ち上がった。イベントをプロデュースした市内のデザイン・イベントプロデュース会社iDiot works代表の浦野訓人さん(37)は「誰でも気軽に参加でき、ゲームをコミュニケーションツールとして交流の場にしてほしかった」と語る。3月に第1回、5月に第2回を開催し、10代から40代の参加者延べ50人以上が集まった。性別、職業もさまざまでゲームをきっかけに異業種交流が始まるケースも。

28日に第3回
 28日には第3回が市内のダーツバー「trinity」(大通11)で開かれる。午後2時ゲーム開始で同6時まで。同11時までは「アフターパーティー」としてゲームを楽しむ。浦野さんは「1人でも参加しやすいよう配慮しているので、推理が好きな人や人狼ゲームを大人数で楽しみたい人など、さまざまな人に参加してほしい」と話している。

 参加は無料だが、飲み放題プラン(ソフトドリンクプランは1200円、アルコール含むプランは男性2700円、女性2200円)の利用が必要。

 参加申し込み・問い合わせはホームページ(http://www.jinrou-sanction.com/)へ。(大谷健人)

<人狼ゲーム>
 平和な村に人に扮(ふん)して村人を襲う「人狼」が紛れ込んだ設定。5~15人程度の参加者は「村人チーム」「人狼チーム」に分かれて交渉や説得を行う。昼と夜のターンを交互に繰り返し、昼は怪しいと思う人物を投票で村から追放し、夜は人狼が村人を襲撃する。

 人狼チームは互いに誰が人狼なのか知っていて協力して村を混乱させる。村人チームは互いに誰が人狼なのか分からず、人狼のうそを見破り投票で人狼を全員追放すると勝利。人狼はうそをついて生き延び、村人と同数になった場合に勝利となる。村人の1人を村人か人狼かを判定する「占い師」、人狼の襲撃から村人を守る「騎士」など特殊能力を持った村人の活躍が勝利の鍵となる。

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