そろいのユニホームで結束 新得地域おこし協力隊
【新得】町内で活動する地域おこし協力隊の隊員が、ポロシャツとつなぎのユニホームをそろえた。隊員同士の結束力を高めるとともに、職場やイベントなどで着用することで町民に協力隊員としての存在感をアピールし、理解と浸透を図る。
同町は2013年度から協力隊員を導入しており、現在は観光振興事業推進員と新得地鶏普及推進員が各3人、エゾシカ活用推進員、移住定住推進員、障がい福祉支援員、保育支援員各1人の計10人。それぞれが都市部で働いた経験を生かして新得をもり立てようと活動している。
今回、同じ町内で働く隊員同士の横のつながりを深め、連携していこうとユニホームを製作した。エゾシカ活用推進員の高島洋邦さんがマークデザインのアイデアを出し、観光振興事業推進員の中村雄太さんがパソコンでロゴやイラストを描いた。
「地域おこし協力隊 SHINTOKU」の文字と、クマの親子、エゾシカ、新得地鶏、家、切り株とシイタケがイラストで表現されており、新たな隊員を募集している林業、原木シイタケ振興を含めたデザインとした。
10日に町内の飲食店で新規隊員の沖田健さん(新得地鶏普及)の歓迎会が開かれ、その場で各隊員に配布された。試着した米地奈々さん(移住定住推進)は「かわいらしい」と気に入った様子。石田彩佳さん(観光振興)は「着用することで協力隊員としての自覚を再確認でき、また町民にも自分たちの活動への理解につながってもらえれば」と話している。(大野篤志)
◆地域おこし協力隊について
・地域おこし協力隊-新得町ホームページ