ワード試験で満点合格 帯広西陵中2年の秋元君
マイクロソフト社の認定資格「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」のワード2013(文書作成ソフト)の試験で、帯広西陵中学校2年の秋元良太君(14)が満点合格を果たした。運営するオデッセイコミュニケーションズ(東京)の広報によると、受験者は学生や社会人が大半で、中学生の合格自体が珍しいという。秋元君は「合格が目標だったので、満点で驚いた」と喜んでいる。
同試験は50分間で文書や表、リストの作成など6項目26問に解答する。4月6日に受験した秋元君は「緊張した」としながらも、残り時間を20分以上残して解答を終え、1000点満点で合格した。
秋元君は帯広市内のパソコン教室「エーワン」に通っていた兄と姉の影響を受け、「自分もやってみたい」と小学6年生から同教室で学び始めた。「一度教えたことは忘れない」と指導者の石崎宏子さん(60)が話すように、週1回から月1回程度、教室に通って力を付け、模擬試験では何度も満点を取ってきた。
中学では野球部員として部活動に打ち込み、パソコン以外にそろばんと書道を習い、学校での成績はオール5と文武両道。学びの意欲は尽きず、今月からはギターも習い始めた。
将来は小学校の教師になるのが夢という。「今後の目標はエクセル(表計算ソフト)やパワーポイント(プレゼンテーションソフト)の試験で合格すること」と意欲を新たにしている。(高津祐也)