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子育て中の母親に人気 帯広にカフェオープン

キッズスペースで遊ぶ子供を見守りながら、母親たちが思い思いの時間を楽しむ(塩原真撮影)

 子育て中の母親が子供と一緒に気兼ねなく楽しめるカフェが、帯広市西1南16にオープンした。おもちゃや絵本があるキッズスペースなどを備え、子供を見守りながら、自分らしい時間を過ごせる場として母親らの支持を得ている。

 店の名前は「カフェティーク ママ」で、3月13日に開店した。英語を使った幼児・子供教育のインターナショナルスクールを運営する「ラーナロット」(帯広)の的場衣織代表(42)が企画。界コーポレーション(帯広、秋葉尚也社長)が経営を担う。

 的場さんは毎年、娘と一緒に米国シアトルを訪れている。シアトルには親子で気後れなく過ごせるカフェが点在。日本のカフェは幼い子供と一緒では利用しにくく、子育てを一層楽しめる場を提供しようと企画に当たった。

 カフェは3階建ての建物の1階にあり、広さ約175平方メートルで全47席。「こんな家に住みたいと思えるようなコンセプトで考えた」(的場さん)といい、ソファやテーブル、1人席など工夫を凝らした複数の空間で構成されている。キッズスペース(23平方メートル)の他、子供の遊ぶ様子を見守りながら飲食できるカウンターや小上がり席がある。英語の読み聞かせ会も行う。

 メニューは、東京を拠点とする料理研究家の中本ルリ子さんが監修。野菜や果物をふんだんに使った料理で、無添加、無加水のリンゴジュースやキッズプレートも人気だ。ティースタイリストの白石友柄さん(NPO教育支援協会北海道専務理事)も協力し、心安らぐ黒豆茶や紅茶を提供している。

 開店約1カ月だが、何度も訪れ、長居する親子ファンも。的場さんは「米国では子育てを楽しもうという雰囲気がある。親子でゆっくり過ごしてほしい」と話している。

 午前10時~午後9時、日曜定休。電話(0155・26・7600)。(山岡瑠美子)

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