「名人位」目指し１００人が熱戦 オールジャパンパッチ選手権 陸別
熱い戦いを繰り広げる参加者（１５日午前１１時、折原徹也撮影）
【陸別】パッチ（メンコ）の腕前を競う「第２７回日産カップオールジャパンパッチ選手権大会ｉｎ陸別」（実行委員会主催、日産自動車、陸別パッチクラブ、十勝毎日新聞社共催）が１５日、町タウンホールで開かれた。参加者たちは最高位の「名人位」を目指し、盤上で熱戦を繰り広げた。
地元・陸別を始め、帯広や北見、神奈川、栃木など道内外から、女性３人を含む２０歳以上の１００人が出場。大中小計２０枚のパッチを使い、町木のシラカバを輪切りした特製競技盤の上で、制限時間内で相手のパッチを盤上から落とす「オトシ」と裏返す「カエシ」でパッチを取り合った。
開会式では山本和典実行委員長が「童心に帰って楽しく競技を」、自身も参加する金澤紘一町長が「最後まで思い切り頑張ってください」と選手を激励した。
熱い戦いを繰り広げる参加者（１５日午前１１時、折原徹也撮影）
本田学町観光協会長がコミッショナー宣言を行い競技開始。予選、本選を勝ち抜いた勝者と前大会上位者による名人位決定戦が行われた。会場には「バシッ」というパッチの音が響きわたり、技が決まるたびに歓声が上がった。
往年の“ガキ大将”たちに混じり、初参加の女性選手立木光さん（２２）＝陸上自衛隊第５特科隊＝は「人生で初挑戦。ベストを尽くします」と意気込んでいた。（鈴木裕之）
◆オールジャパンパッチ選手権大会
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