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陸上の清水美穂(ホクレン)、世界クロカン日本代表に

この1年で大きく飛躍し、世界クロスカントリー選手権に初の日本代表として臨む清水美穂(中央のゼッケン(9)。昨年6月の日本選手権)

 ホクレンの清水美穂(白鴎大、足寄高出)が、陸上の国際第41回世界クロスカントリー選手権大会(28日、中国・貴陽)に日本代表としてシニア女子8キロに出場する。年代別を含めて初めて日の丸を背負うことになり「うれしい気持ちでいっぱい。大きな舞台でも今の力を出し切り、今後の弾みにしたい」と張り切っている。

 清水は高校時代、3年連続で全国高校総体(インターハイ)に出場。白鴎大(栃木)を卒業し、ホクレン入りした2013年のシーズンは夏に右すねの疲労骨折が判明。1カ月ほど練習から離脱するなど思うようなトレーニングを積めなかったが、14年は「けがもなくしっかりと走り込めた」ことが大きく成長するきっかけに。5000メートルを主戦場に、力強く積極的に攻める持ち味を発揮、4月末の織田幹雄記念国際で7位、6月上旬の日本選手権では2位に。冬場の駅伝でも活躍した。

 今年に入っても好調を維持している。1月11日の全国都道府県対抗女子駅伝後に、ホクレンは10日間ほど鹿児島県徳之島で合宿した。アップダウンの激しい芝生のクロスカントリーコースで密度の濃い練習を重ねた。今回の世界クロスカントリー選手権の切符を懸けた2月の千葉国際(8キロ)で5位、福岡国際(6キロ)で3位に入り、2大会のポイントでシニア女子6選手に与えられる代表権を手中にした。

 現在は沖縄での合宿で世界クロカンと、新年度を見据えた走り込みに取り組んでいる最中だ。世界のスピードと雰囲気を体感し、その後の織田記念の5000メートルで自己記録の15分34秒を切り、5月の米国での記録会で15分20秒を狙う。8月の北京(中国)での世界陸上選手権も視野に入れていて、「種目は違うが、十勝出身で世界と戦っている福島(千里)さんのような選手になりたい」と声を弾ませた。(北雅貴)


◆清水美穂選手について
清水 美穂-ホクレン女子陸上部
2015年の大会結果-ホクレン女子陸上部

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