極太タイヤ雪上を疾走、幕別忠類で「全日本ファットバイク」
【幕別】タイヤが太く雪上でも走れる自転車「ファットバイク」を使った「全日本雪上マッチレース」が17、18の両日、忠類ナウマン温泉ホテルアルコ236前の特設コースで開かれた。帯広や札幌など管内外から参加の男女24人の選手が、坂やカーブを攻略しながら、スピード感あふれる走りで大会を盛り上げた。
オープン20周年のアルコと東北海道自転車競技連盟(鎌田利道会長)、地域住民などで実行委員会を立ち上げ、自転車振興と冬のにぎわい創出を目的に初めて企画。コースを手作りするなど準備してきた。
18日は午前9時にスタート。坂やS字カーブなどを盛り込んだ1周200メートルほどのコースを、1レース基本2~3周するもので、対戦型のトーナメントで行われた。途中で転倒する選手や、半袖短パン姿で場内を沸かせる選手もいた。池田在住の団体職員、野々村麻希さん(27)は「障害物などを計算しながら走るのは難しかった。でも爽快。また参加したい」と笑顔だった。
道連盟の副会長でもある鎌田会長(78)は「なじみが薄いファットバイクが盛り上がるきっかけになったのでは。次回は道連盟の公認大会になるよう働きかけたい」と話していた。前日の17日午後にはタイムトライアルが行われた。(佐藤いづみ)
◆この記事の写真はこちらから購入できます
・極太タイヤ雪上を疾走、幕別忠類で「全日本ファットバイク」-かちまいフォトサービス