松田女子500首位、男子は今野制す スケート全日本選手権
スピードスケートの第82回全日本選手権(日本スケート連盟主催)は20日、明治北海道十勝オーバルで開幕。午前に500メートルを行い、女子は松田有幾(アルムシステム-白樺学園高出)が39秒55で首位に立った。初の総合優勝を狙う高木菜那(日本電産サンキョー-帯南商高出)は39秒66で2位と好位置に付けた。高木美帆(日体大-帯南商高出)は4位、押切美沙紀(富士急-駒大苫小牧高、中札内中出)は5位。男子は今野陽太(開西病院)が36秒49で制し、2位には居城和樹(信州大-帯南商高出)が36秒70で食い込んだ。帯広で5シーズンぶり(4大会ぶり)4度目の開催。男女各32人が出場している。最終日21日は入場無料。(岡部彰広、金野和彦)
◆「いい流れつくれた」 女子500首位の松田
女子500メートルは、短中距離系に強い松田有幾が首位に立った。
高木菜那と同走。意識したのか最初の100メートルで慌ててしまったが、バックストレートで高木の背を追いながら滑りを立て直した。
最終日に控える得意種目、1500メートルにつなげる滑りが目標だった。タイムはともかく1位になったことで「いい流れをつくることができた」とにっこり。
前回は総合8位だったとはいえ、3種目目までは総合3位と健闘していた。今回も好成績を残し、もう一つのターゲットとする年末の全日本スプリント選手権に向けて弾みをつけるつもりだ。今季前半戦で果たせなかった国際大会の後半戦日本代表を目指す。
(7位以下関係分)
【男子】
▽500メートル
世界記録 ジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)34秒03
日本記録 加藤条治(日本電産サンキョー)34秒21
国内最高 加藤条治(日本電産サンキョー)34秒64
リンク記録 加藤条治(日本電産サンキョー)34秒96
パベル・クリズニコフ(ロシア)34秒96
(1)今野 陽太(開西病院)36秒49
(2)居城 和樹(信州大-帯南商高出)36・70
(3)近藤 太郎(専大)36・73
(4)ウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)36・80
(5)渡部 知也(日体大-池田高出)36・88
(6)中村 隼人(法大)36・91
(8)磯賢汰(日大-帯農高出)37・00
(11)小坂龍(専大-白樺学園高出)37・62
(13)小川翔也(専大-池田高出)37・76
(21)小川拓朗(帯広連盟)38・59
(25)山澤諒(大東大-池田高出)38・84
(27)横山碧生(山形中央高-池田中出)38・90
(31)小野塚宏次郎(白樺学園高)39・34
(32)千葉将志(明大-白樺学園高出)39・57
【女子】
▽500メートル
世界記録 李相花(韓国)36秒36
日本記録 小平奈緒(相澤病院)37秒29
国内最高 小平奈緒(相澤病院)37秒87
リンク記録 李相花(韓国)37秒92
(1)松田 有幾(アルムシステム)39秒55
(2)高木 菜那(日本電産サンキョー-帯南商高出)39・66
(3)樋 沙織(日本電産サンキョー)39・78
(4)高木 美帆(日体大-帯南商高出)39・87
(5)押切美沙紀(富士急-駒大苫小牧高、中札内中出)40・09
(6)菊池 彩花(富士急)40・17
(7)辻本有沙(信州大-白樺学園高出)40・30
(9)高橋菜那(山梨学院大-白樺学園高出)40・79
(12)門奈津実(ダイチ-白樺学園高出)41・15
(13)酒井寧子(高崎健大-帯南商高出)41・24
(14)山田真以(日体大-帯三条高出)41・46
(15)小野寺優奈(帯南商高)41・65
(17)藤村祥子(宝来中央歯科)41・71
(18)原田梨央(山梨学院大-白樺学園高出)42秒17
(19)川口愛莉(日体大-帯南商高出)42・25
(23)藤村あゆみ(タカショー-日体大、白樺学園高出)42・77
(24)澤尻磨里英(白樺学園高)42・79
(26)酒井嘉子(同)43・00
(30)蓑田結依(同)43・87