青年等就農資金を初融資 日本政策金融公庫
日本政策金融公庫（日本公庫）帯広支店農林水産事業は、上士幌町で今年新たに就農した酪農経営者に、十勝管内で初の「青年等就農資金」を融資した。
同資金は、就農段階から農業経営の改善・発展段階まで一貫した担い手支援ができるよう、従来、道が取り扱っていた「就農支援資金」の内容を拡充し、今年度から日本公庫が取り扱う「青年等就農資金」として新設した。
新規就農者を倍増させるという政府の目標に沿った政策性の高い資金で、「無利子」「実質無担保・無保証人」で融資が受けられる。
酪農経営者（３８）は７日に融資を受けた。道外出身で、２０１１年から上士幌町の酪農家で実習し、１２年から同町内の酪農法人の構成役員として勤務。今年７月から離農跡の農場を居抜きで取得し、独立した。
融資対象は牛舎、乾乳舎、堆肥舎などの取得資金、乳牛導入などの長期運転資金で、金額は３７００万円となっている。（眞尾敦）
