調理技術大会で全国大会出場へ 青木さんと吉野君
調理技術を競う「第30回調理師養成施設調理技術コンクール全国大会」の北海道地区予選大会(全国調理師養成施設協会北海道支部主催)で、帯広調理師専門学校(遠藤珠子校長)第41期の青木鞠野さん(18)と吉野晴輝君(19)が西洋料理部門で1、2位に入賞し、来年2月24、25の両日、東京で行われる全国大会への切符を手にした。同校からの全国出場は6年ぶり。2人は「全国でも最高の料理を」と意気込んでいる。
北海道地区予選は1日に札幌で開催。日本料理、西洋料理、中国料理の3部門で行われ、西洋料理同部門には全道の調理師専門学校から推薦を受けた17人が出場した。30分以内にジャガイモのシャトー(長さ5センチ)、ニンジンのジュリエンヌ(1ミリ角、長さ5センチ)、プレーンオムレツの3品を作り、形や色などの出来栄えを競った。
青木さんは「メーンのオムレツの出来が素晴らしい」と高い評価を受け、1位を手にした。青木さんは「校長からの叱咤(しった)激励もあり、緊張しないで臨めた。練習以上のものができた」と会心の出来を振り返った。
2人は地区予選に向けて約1カ月前から準備し、毎日練習に励んだ。遠藤校長からも「卵やニンジンなどの食材はできるだけ使っていい」との後押しがあった。そのかいあって、吉野君は「得意のジュリエンヌはほぼ完璧な状態で臨めた」といい、青木さんに次ぐ好成績を収めた。
全国大会に向けて2人は「自分の思いを表現し、見る人が感動できる料理を作れたら」(青木さん)「また料理ができるチャンスをもらえたのでできる限り上位に食い込みたい」(吉野君)と意気込んでいる。(川野遼介)
◆第30回調理師養成施設調理技術コンクール全国大会について
・第30回調理技術コンクール全国大会決勝-全調協育食フェスタ公式ホームページ