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海産物を加工販売 「まるみ工房」川股さん まちマイ大樹編

自慢の加工品を手にする川股さん


 「大樹旭浜の名を売りたい」

 「おっかさんの番屋 まるみ工房」の川股みち子さん(61)はそんな地元愛から、地元前浜で取れた海産物の加工販売を続ける。

 以前は、食を通じた町おこしを目指す「十勝食文化機構」の移動販売車「らくいち楽食座(らくざ)号」に夫で漁師の政男さん(58)と参加し、町内外のイベントなどを巡って大樹のPRを買って出たこともある。現在は同店での営業の他、各地で魚のさばき方講師も務める。海産物のおいしさや食べ方を知ってもらうことで消費が伸び、「旭浜の漁師の後継者が出てきてくれれば」と願っている。

 店では秋サケをはじめ、カニ、タコ、ホッケ、ツブ、シシャモなど幅広く扱っている。リピーターも多く、川股さんは「人とのつながりができるのがうれしい」と笑う。

 10月末からはいずしを漬ける作業が始まる。「クリスマスの頃には販売できるので、大樹の味を味わって」とPRする。(安藤貴一)


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