広尾のクリスマスツリー掘り出し 今年も冬の道都彩る
【広尾】札幌市内の大型複合商業施設「サッポロファクトリー」に贈られるクリスマスツリー用のトドマツの掘り出し作業が6日、広尾町音調津の民有林内で行われた。今年も「サンタのまち・広尾」が育んだ巨大ツリーが冬の道都の主役となる。
1993年から、根が付いたまま届けられている「生きているツリー」。22回目を迎えた今年の原木(樹齢40年、高さ15メートル、直径40センチ、重さ4トン)は8月に同施設を運営する「サッポロ不動産開発」の宮澤高就北海道事業本部長らが「樹形が良く緑が生き生きしている。すらっと伸びた美しい姿はオーナメント映えしそう」と選んでいた。
この日は作業員10人が慎重に周囲の土を掘って根を包み込み、クレーンでつり上げてトレーラーに積み込んだ。2時間以上かけて仕上げたツリーは同日、札幌に向けて出発した。
町は「広尾のツリーを見てクリスマスの訪れを感じてもらえたらうれしい」(水産商工観光課)としている。イルミネーションの点灯式は11月1日に行われる予定。(関根弘貴)
◆サッポロファクトリーについて
・サッポロファクトリー-公式ホームページ