サンタランドに愛の鍵モニュメント登場 広尾
【広尾】広尾サンタランドのシンボル・大丸山森林公園に、「愛の鍵モニュメント」が登場した。町が「恋人の聖地」を彩る新施設として設置。2枚のハートを載せたクリスマスツリーに南京錠を取り付けて永遠の愛を誓う。「愛と平和 奉仕と感謝」を理念とするサンタランドの新名物になりそうだ。5日に施錠式が行われ、町内の新婚夫婦が最初の鍵を掛けた。
サンタランド30周年記念事業の一環。町は1984年、ノルウェー・オスロ市から国内唯一のサンタランドの認定を受けている。同公園は2011年、静岡市のNPO法人地域活性化支援センターからプロポーズにふさわしいロマンチックなスポット「恋人の聖地」に選ばれた。
新設されたモニュメントはステンレス製で高さ約2・3メートル、幅約1・2メートル。同公園内の中腹にある「愛の鐘」の横に並べられた。針葉樹のモミの木は一年中、緑を茂らせることから「永遠の愛」を意味するとされ、モチーフに選ばれた。頂部には「2人の愛が知恵の輪のようにはぐれないように」と交わった2枚のハートを施した。総事業費は69万円。
施錠式は広尾町内での結婚式を企画・運営する「広尾スタイルウエディング」(石原由紀江代表)が担当。序幕後、町内の川井克己さん(37)=会社員=、舞那さん(25)夫妻がツリー最頂部に南京錠を取り付けた。2人は「新婚のタイミングで第1号になれたことがうれしい」と笑顔。立ち会った村瀬優町長は「恋人の聖地で(結ばれたことを思い出に)幸せになってほしい」と祝福した。
同モニュメントに掛ける鍵(1個900円)は同公園内の「サンタの家」で販売する。通常形とハート形の2種類。問い合わせは同家(01558・2・3293)へ。午前10時~午後5時半。(関根弘貴)