アナ雪ハンス王子津田英佑さん、11月にコラボライブ
【新得】大ヒットとなったディズニーの長編アニメーション映画「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版で「ハンス王子」を務めた津田英佑さんが11月1日に、母の演歌歌手石川恵子さんのふるさと新得町でアニメソングと演歌の「コラボ祭り」を行う。13日からローソンチケットなどで入場券を販売する。
町、町観光協会、町教委、十勝毎日新聞社後援。
津田さんは東京生まれで、1992年に「大草原の小さな家」でミュージカルデビュー。2000年には帝劇の「レ・ミゼラブルのマリウス役を務め、04年には劇団四季の「マンマ・ミーア!」でスカイ役を演じた。声優としてもアニメ「テニスの王子様」の柳生比呂士役をはじめ、「真・女神転生デビルチルドレン」「遊戯王」などに出演。「アナと雪の女王」では神田沙也加さんとのデュエット曲「とびら開けて」も注目された。
母の石川さんは新得町生まれで、小学3年生まで同町で過ごし、池田小卒。その後管外に転出。東京で夫の営む歯科医院で歯科衛生士として働きながら、2004年に59歳で歌手デビューを果たした。「新得そばの唄」や「牛乳のうた」などのふるさとの応援歌をはじめ、「思い出飾り」「沙羅双樹」などを発表している。英佑さんは次男で、三男津田俊輔さんもオペラ歌手として活躍している。
今回のコラボ祭りは、津田さんと声優仲間の増田裕生さん、永井幸子さんによるアニソンとともに、石川さん、道内を拠点に活動する平島賢治さんの演歌、剣劇パフォーマンスグループ「園井風童&BLACK影SHADOWS」と、バラエティーに富んだステージを繰り広げる。
息子とのふるさと公演を実現させる石川さんは「今でも新得への思い入れは強く、恩返しをしたいと願っていた。息子も私の思いをくみ、新得の応援になればと東京からファンのツアーも組んでくれた。いいステージになるよう頑張ります」と意欲を語っている。
公演は11月1日の午後2時と同6時の2回。入場料は5000円(指定席、税込み)。チケットの申し込み、問い合わせはルネサンス21(03・3203・3038)へ。新得町観光協会事務局(役場内)、町公民館でも一部取り扱う。(大野篤志)