チンパンジーなどに氷のおやつプレゼント おびひろ動物園
「海の日」の21日、おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)では動物たちに果物が入った氷のおやつがプレゼントされた。帯広の正午現在の気温は24・7度。動物たちは氷の冷たさを確かめるようになめたりかじりついたりするなど、愛嬌(あいきょう)ある姿で来園者を喜ばせていた。
氷のおやつは午前10時からチンパンジーに、午後1時半からホッキョクグマに与えられた。このうち、チンパンジーの「コウタ」(21歳、雄)と「ヤワラ」(22歳、雌)にはそれぞれ、中にキイチゴやパイナップル、マンゴー、オレンジなどの果物が入った約15キロの氷の塊が贈られた。
ヤワラは木の枝を使って果物を取り出すなどし、その賢いしぐさに来園者から驚きの声が上がった。夏休みを利用し、音更町の祖父母宅を訪れている東京都在住の野畠愛莉沙さん(7)は「(チンパンジーが)道具を使ってエサを食べているのは初めて見た。顔がかわいかった」と笑顔で話していた。(大谷健人)
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園-公式ホームページ
・おびひろ動物園飼育係ブログ-公式ブログ