先生も驚く大人気 妖怪ウォッチ
携帯型ゲームソフトからアニメ化された「妖怪ウォッチ」が、十勝の子供たちの間でも爆発的なブームになっている。多くの小学校や幼稚園が運動会などの行事にアニメの主題歌を使いダンスを踊っている。市内の玩具屋ではメダルなど関連グッズが品切れ状態に。怖いというイメージの妖怪とは違って、愛きょうの友達感覚のキャラクターが、「ポケットモンスター」と同様、子供たちの心をがっちりつかんでいるようだ。
「みんな妖怪ウォッチのグッズを身に付けていて驚いた」。豊成小学校(久永恵子校長)の鈴木三保教諭はこの春、新入学児童を迎えた当時を振り返る。自由帳や筆入れ、タオル…。ほとんどの持ち物に、妖怪ウオッチのキャラクターがデザインされていたためだ。
同校では、5月の「1年生の歓迎会」で、6年生88人がエンディングテーマの「ようかい体操第一」の音楽に合わせ、ダンスを披露した。手作りのキャラクターのお面を付けた“ちびっ子妖怪”のユニークな踊りで大喜びさせたという。
市内小学校の運動会ではこのダンスが登場。北栄小学校(田島久美子校長)の田辺優子教諭は「みんな知っていたので、楽しそうに踊っていた」と話す。
関連グッズも熱狂的な人気ぶり。市内の玩具屋などには妖怪ウオッチ関連の商品を集めたコーナーも登場する。とりわけ人気が高い妖怪メダルは、市内の玩具屋でどこも品切れ状態。
ディノス帯広(帯広市白樺16西2)では、メダルやぬいぐるみなどを景品にしたUFOキャッチャーなどのゲーム機を5、6種類展開。舩木孝麿店長は「少し前までポケモンが人気だったが、今は妖怪ウォッチが圧倒的に人気が高い。商品の供給体制が整ってきたので、今後、さらにラインナップを増やしていきたい」(舩木店長)と話す。
今月10日には、第2弾となるゲームソフトが発売され、12月には映画も公開される予定。子供たちの間でブームはまだまだ続きそうだ。(高津祐也、丹羽恭太)
妖怪を探し出す特別な時計を手に入れた主人公の男の子が、妖怪たちと友達となり、さまざまな問題を解決していくストーリー。テレビ北海道で毎週金曜夕に放映中。
◆妖怪ウォッチ(TVアニメ)ついて
・TVアニメ妖怪ウォッチに関する情報-テレビ東京公式ホームページ
・Dream5 / ようかい体操第一<体操ビデオ>-YouTube