GW後半スタート 競馬場でグルメバトル
ゴールデンウイーク(GW)の後半4連休が3日にスタートした。十勝管内でも行楽地や各イベント会場などが家族連れなどでにぎわい、東京からの空の便など交通機関は帰省客や観光客で混雑を見せた。
催し、どっと人出 帯広競馬場でグルメバトル
帯広競馬場ではこの日午前10時、管内のご当地メニューが一堂に会する「TOKACHIご当地グルメバトル」(実行委主催)が開幕した。食の宝庫・十勝をPRするため昨年初めて開かれたイベントで、来場者の人気投票で1~3位のグルメを決める。今年は「十勝牛とろ丼」「とかち牛じゃん麺」など11品が出店している。
食欲をそそるにおいが漂い、開場と同時に多くの来場者が各ブースに列をつくった。音更町から家族4人で訪れ、3品を味わった吉田琴葉ちゃん(6)と弟の裕翔ちゃん(3)は「大樹チーズサーモン丼」が一番のお気に入り。「チーズの天ぷらがおいしい」(琴葉ちゃん)と、競うように手を伸ばしていた。
5日まで。開場は午前10時~午後3時半(最終日は午後4時まで)。
管内ではこの日、花見や各地の農産物直売所などにも多くの人がくり出し、連休気分を満喫した。
(丹羽恭太)
道東道9.5キロ渋滞も
GW後半4連休の初日、各交通機関は十勝を訪れる行楽客・帰省客や、十勝から各地に出掛ける人で混雑した。
空の便は東京発帯広行きが、日本航空(JAL)、エア・ドゥともほぼ全便満席に。とかち帯広空港の到着ロビーでは、出迎えの家族や友人らと久しぶりの再会を喜んだり、旅行のためにレンタカーの手続きをしたりする姿が目立った。
道内旅行のため、午前8時55分着の便で家族で帯広入りした東京都の主婦稲島純子さん(29)は「自然の風景や食事が楽しみ。乗馬もしたい」と話した。帯広発東京行きも、午前の便が満席だった。
都市間バスも「ポテトライナー」の札幌から帯広に向かう便が全便満席。JRは札幌-釧路間の特急「スーパーおおぞら」で、午前中の帯広着1、3号と帯広発の2、4号が満席となった。航空機、列車、バスとも、5、6日に再び混雑のピークを迎える。
一方、道東自動車道はこの日正午までで、十勝から札幌に向かう十勝清水インターチェンジ(IC)-トマムIC間の広内トンネル付近で最大9・5キロ(午前11時41分)の渋滞が発生した。ネクスコ東日本によると、道東道では3日以外は渋滞は予測されていない。
(関坂典生)