ばんえい厩舎から新入学児童4人
今年も帯広競馬場内の厩舎(きゅうしゃ)から新入学児童がそろい踏み-。ばんえい十勝の現役騎手や厩務員の長男、長女ら4人がそれぞれ帯広と清水の小学校に入学し、ぴかぴかのランドセルを背負って楽しい学校生活を送っている。
新たに入学を迎えたのは、入澤和也騎手(37)=小北栄一厩舎所属=の長男和雅君(6)、中山直樹騎手(43)=尾ケ瀬富雄厩舎所属=の長女彩華(いろは)さん(6)、川上充厩務員(31)=岡田定一厩舎所属=の長女心花(ここな)さん(6)、夫が厩務員(金山明彦厩舎所属)という阿部美佐子さん(48)の次女琴音さん(6)の4人。
このうち、彩華さんと琴音さんが同競馬場近くの帯広啓西小に入学。自宅が市緑ケ丘地区にある心花さんが緑ケ丘小、厩舎から清水町内に引っ越す予定の和雅君が御影小に進んだ。
幼いころから一緒にばん馬と触れ合い、遊んだりしてきた4人は8日に学校生活をスタート。騎手を夢見る和雅君は「早く友達をつくりたい」、音楽好きの彩華さんは「学校でピアノを弾きたい」、勉強に興味を持つ琴音さんと心花さんは「足し算や引き算を習いたい」と期待に胸を膨らませる。
現在、同競馬場では関係者を含む約250人が生活を共にし、小学生は約15人が暮らしている。昨年は帯広啓西小に5人の子供たちがそろって入学した。
(小縣大輝)