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手作りみそ製造・販売グループ結成 大樹

新たに結成した「みそ本舗大樹」のメンバー。白幡代表、山下さん、丹野さん、川田さん、戸梶さん、及川さん(左から)

 【大樹】手作りみそを製造・販売する町民有志グループ「みそ本舗大樹」(白幡美代子代表)が結成された。昔ながらの製法で丹精込めて仕上げた「田舎みそ」を道の駅・コスモール大樹で販売する。23日には同道の駅で製造作業を行った。防腐剤などの添加物一切なしの一品は、来年1月ごろに発売予定。

 2010年ごろまで同道の駅を拠点に活動していた町消費者協会の内部組織「みそづくり研究会」のメンバーの中から6人が再び集まった。白幡代表(75)、山下アサ子さん(69)、及川冬子さん(67)、丹野知治さん(66)、戸梶サツキさん(65)、川田司寿(まさとし)さん(59)。いずれもみそ手作り歴10~20年の経験豊富なベテランだ。

 旧研究会時代は帯広市などから買い求めるためだけに足を運ぶ人もいるほどの人気ぶりだった。「もう一度、あの味を楽しんでもらおうと思って復活した」(白幡代表)という。

 同道の駅内の「手作り農産加工室」で仕込む。つぶみそではない。原料は高場農場(町大樹)の青大豆、渋谷醸造(本別)の米麹、兵庫県赤穂産の粗塩のみ。豊富な経験に基づいて3つをバランス良く配合し、風味豊かでまろやかな一品に仕上げる。衛生管理上、製造は冬季のみ。

 23日には40キロのみそを仕込んだ。10~12カ月熟成させて製品化。発売は来年1月ごろを予定しているが、「みその仕上がり具合では12月になるかもしれない」(同)という。300グラムと750グラムの2種類。価格は未定。白幡代表は「熟年女性の優しさ、壮年男性の心意気、作り手の笑顔がいっぱい入った無添加みそを多くの人に味わってもらいたい」と話している。
(関根弘貴)

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  • 製造工程の大半が手作業。青大豆とこうじも「手動」で丁寧に混ぜ合わせる

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