談らん「おびひろ氷まつり実行委員長 火ノ川好信さん」
「新たなスタート切りたい」
おびひろ氷まつり実行委員長 火ノ川好信さん(40)=帯広
初代実行委員長を12年務めた中村政一さん(57)=帯広=に代わり、大役に抜てきされた。「51回を迎えるまつりを盛り上げるためにも、いろいろチャレンジして新たなスタートを切りたい」と意欲を燃やす。
帯広で生まれ育ち、現在は実家で農場を経営。2002年に帯広青年会議所に入り(10年に理事長)、恒例の人気アトラクション「回転ソリ」や「雪の迷路」の製作に携わり、多くの子供たちの笑顔を輝かせてきた。
今冬は異例の雪不足に見舞われ、就任1年目にして課題に直面するが、「雪がない分、随所に氷を生かした会場を見せたい」と“逆転の発想”を試みる。フェイスブック(FB)での告知に加え、昨年12月からは道内のテレビやラジオ局に顔を出して積極的に情報発信。「市民はもちろん、道内各地から足を運ぶ観光客が増えてほしい」と例年以上の人出を見込む。
まつり会場では十勝の味覚をPRするコーナーも併設。「子供たちには、大いに食べて遊んでもらうことで、この豊かな土地を知る機会につながってほしい」と願う。(小縣大輝)