管内トップ 鹿追上幌内小リンクオープン
【鹿追】上幌内小学校(原見寿史校長、児童13人)で24日、学校校庭の屋外リンク(おかリンク)では管内トップを切ってスケートリンク開きが行われた。雪が少なく気温が高い日が続いたため造成作業が進まず、昨年より11日も遅い初滑りになった。待ちに待った児童たちが、久々の氷の感触を味わっていた。
同校PTA(奥村一馬会長)の施設厚生部(宮下純一部長)の部員5人が造成を担当。11月下旬には下地を造っていたが、ようやく散水を始めたのは今月16日。ここ数日はマイナス10度を下回る好条件になったことから、交代で夜を徹しての作業を続け、2学期終業式のこの日に間に合わせた。「気温を見極めながらの作業だったが、何とか冬休み前に間に合った」と宮下部長。
午後3時からのリンク開きには全校児童と保護者らが集まり、児童たちが造成に当たったPTAの保護者らに感謝の気持ちを伝えた。テープカットの後、児童たちは「お願いします」とリンクに一礼して、早速少年団の初滑りを行った。山口優希君(6年)は「雪が降らないから冬休みに入っちゃうのかと思っていた。十勝で最初のリンクに乗れてうれしい」と笑顔を見せていた。
管内の学校リンクは年内にも順次リンク開きを予定している。(古川雄介)