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「村神様」のサヨナラ打に喜び爆発 啓西・広陽レイダース13人がテレビ観戦 WBC

吉田選手の同点3ランに歓喜する子どもたち

 十勝管内の野球ファンも朝からメキシコ戦に沸いた。帯広市生活館では、少年軟式野球チーム「啓西・広陽レイダース」(合田光広監督)のメンバー13人が観戦した。

 当初は入団式の後、練習をする段取りだったが、せっかくWBCが行われているならと急きょ予定を変更。合田監督(72)は「子どもたちにプロの技を学んでほしい」と願いながらエールを送った。

 日本代表は3点を追い掛ける展開となったが、七回に吉田正尚外野手が値千金の同点弾を放つと会場は大盛り上がり。オリックスファンの松岡篤斗君(帯広啓西小3年)は「めちゃくちゃ格好良かった」と笑顔を浮かべた。

 再度メキシコに突き放されたが、九回に村上宗隆選手の逆転サヨナラタイムリーで劇的勝利。子どもたちは全員でミニバットをたたき合って喜びを爆発させた。副主将の藤縄有君(同5年)は「『村神様』だから絶対打ってくれると思っていた」。主将の澁谷瞭君(同)は「粘り強い戦いで勝てたので、アメリカ戦も頑張ってほしい」と興奮気味に話していた。(山田夏航、安田義教)

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