自社ブランド牛で初商品 十勝四季彩牛レトルトカレー 佐々木畜産
佐々木畜産(帯広市、佐々木章哲社長)は、グループで飼養するブランド牛「十勝四季彩牛」を使ったレトルトカレーを商品化し、本社工場に隣接する直売コーナー(西24南1)を中心に販売している。同牛を使った初のプライベートブランド(PB)品で、佐々木社長は「重量の半分が肉。十勝四季彩牛の販促にもつながれば」としている。
十勝四季彩牛は同社が商標登録する黒毛和牛とホルスタインの交雑種。グループの帯広有機(帯広市)が大豆を使った指定調合飼料で飼養し、「赤身に甘みがあり、肉質も軟らかい」(佐々木社長)のが特徴。管内ではほぼ直販コーナーでの販売。主な流通先は関西では高島屋、関東圏の一部スーパーなどに限られる。
佐々木社長は昨年社長に就任後、商品化を計画。1パック(250グラム)中、じっくり煮込んだ肩肉などが130グラム前後入っており、680円。ベル食品に製造を委託、1月から本格販売を開始した。
佐々木社長は「フェイスブックなどでしか情報発信していないが、来店者を中心に好調な売れ行き」と驚く。
販売先である直売コーナーは長年土曜に開設。ただ、コロナの影響で従業員感染予防の観点から昨年は2カ月半休業を余儀なくされ、同6月から日曜に変更して営業を再開、社長自ら混雑防止で来店者対応に当たる。工場直送の希少部位やホルモンの鮮度などが売り。
今月2、3日は特別営業(午前10時~午後5時)。電話0155・37・5111。(佐藤いづみ)