「メムロピーナッツのうた」誕生 落花生農家を応援
オマチマン ツマチマンさん夫婦3時間で作詞・作曲
芽室町の落花生農家を応援しようと、テーマソング「メムロピーナッツのうた」が誕生した。音楽家として活動する帯広市のオマチマンさんとツマチマンさん夫婦(本名非公表)が昨年秋の落花生PRイベントでインスピレーションを受け、わずか3時間で曲を仕上げた。2人は勢いそのままに、生産者などから成る「メムピー応援団」を組織。27日に帯広市内の麦音で、曲の披露と落花生を提供するイベントを行う。
発端は昨年10月4日、満寿屋商店(帯広)が麦音で開いた落花生の生産者応援イベント。そこに全国の保育所などでライブを行っているオマチマンさんが訪れ、塩ゆでの落花生を試食した。味に感動し、帰り道などの時間に鼻歌で曲を作り、妻のツマチマンさんに作詞を依頼。同日のイベントが終了する午後2時に間に合うように麦音へ戻り、ギターの弾き語りで曲を披露した。
その後も芽室町の生産者に曲を聴いてもらう機会があり、メムピー応援団を結成。落花生の産地化を目指す「十勝グランナッツプロジェクト」のメンバーで芽室産の落花生の魅力を発信するメムロピーナッツ代表の藤井信二さんらが、仲間のつてで曲の振り付け作りをダンサーに依頼した。
曲は軽快なテンポで、「P!P!ピーナッツ」などと誰もが口ずさめるようなフレーズを多用。3番の歌詞ではメムロピーナッツのメンバー10人の名前を盛り込むなど、遊び心もにじませた。曲はアップルミュージックなど各種音楽配信サービスでも公開中。非売品として記念のCDも10枚ほど制作した。
「曲を作る中で、いろいろな皆さんとつながりができてよかった。スーパーの魚売り場で流れているような、誰もが親しめるような曲を目指した」とオマチマンさん。藤井さんは「キャッチーでとても耳に残る曲。すてきな曲を作っていただき、うれしいし、PRに使いたい」と話す。
帯広・麦音で27日お披露目イベント
27日のイベントでは曲と踊りの披露のほか、芽室町の落花生を使った麦音の新作パンの販売なども予定している。午前10時半~午後2時。入場無料。問い合わせは同店(0155・67・4659、稲田町南8線)へ。(本田龍之介)
<歌詞(1番)>
めむろで生まれた めむろのピーナッツ ナッツのめむろ
ビールのおともに 美容と健康 うまいぜ ピーナッツ
P!P! ピーナッツ 塩ゆでピーナッツ
P!P! ピーナッツ メムロピーナッツ