スマイルJ 健闘に声援「次こそ初勝利を」 現地で小野選手両親
【韓国・江陵】12日に平昌五輪女子アイスホッケー日本代表が初勝利を目指したスイス戦が行われた会場の関東ホッケーセンターでは、十勝勢の家族や関係者らが劣勢の中でも熱い声援を送り続けた。
スイス戦には清水町在住のFW小野粧子選手が出場。小野選手の父二本柳一雄さん(65)、母朋子さん(63)=ともに札幌市=ら家族や親戚5人は10日のスウェーデン戦に続いて同センターで観戦した。
強豪に敗れて連敗となったが、試合前日の11日に誕生日を迎えた朋子さんは「粧子が努力以上の努力を重ねてたどり着いた舞台。家族の夢をかなえてくれた最高の誕生日プレゼントです」と娘の勇姿に目を細めた。韓国合同チームとの第3戦も応援する予定で、一雄さんは「初戦に比べて動きはよくなっている。次は五輪初勝利を見届けたい」と期待を寄せた。
清水町からの応援団11人も初戦に続いて現地で声をからした。
五輪代表に選ばれた小野、近藤真衣の両選手が所属するフルタイムシステム御影グレッズの中・高生選手8人は世界レベルのプレーに目を輝かせた。二階咲南(さな)さん(清水高3年)は「小野選手は体の大きい外国人選手を相手に、気持ちのこもったプレーをしていてかっこよかった」と話していた。
町アイスホッケー協会の西山輝和顧問(71)は「御影グレッズ30年の節目に輩出した五輪選手。今回観戦した選手のお手本になった」と健闘をたたえていた。同町の応援団は13日に帰国する。(松村智裕)