池田「ふまねっと」受章 内閣府の高齢者社会参加章
町内外での活動評価
道内唯一
【池田】町内の自主ボランティア組織「ふまねっとサポーターズいけだ」(郷司明会長、28人)が、内閣府の今年度エイジレス・ライフ社会参加章に選ばれた。高齢者の健康維持に役立つ「ふまねっと運動」を町内外に広めたことが評価された。活動して10年の節目に受けた受章を契機に、会員(サポーター)は活動意欲を新たにしている。
エイジレス・ライフ実践に取り組む個人に対する「エイジレス章」、社会参加活動団体に対する「社会参加章」は全国で101個人・団体が選ばれ、道内では唯一受章した。
池田町町内会連合会で2006年11月に釧路市で「ふまねっと運動」を視察したことをきっかけに、「自らの健康が地域の健康につながる」として07年4月に同団体を発足させた。
集会場などにサポーターが出向いて教室を開き、全町的な取り組みに発展した。13年には地域介護予防活動支援事業の対象となった。活動事例推薦書によると、15年度の活動として、町内13会場にサポーターが出向き、最大で年間250回以上の教室、延べ3700人以上が参加。町外にも指導に出掛け、ふまねっと運動を広げている。
サポーターの平均年齢は71歳。会員は「高齢者が高齢者を支えることはできる」という思いで活動している。郷司会長(79)は「今後も健康寿命を延ばすために活動を続けたい」と話す。(関坂典生)
<ふまねっと運動>
50センチ四方の升目を床に記し、枠を踏まないように歩く介護予防運動。升目を利用したステップがある。歩行バランスを改善する方法や、集団で交差して歩くレクリエーションとしても楽しめる。
50センチ四方の升目を床に記し、枠を踏まないように歩く介護予防運動。升目を利用したステップがある。歩行バランスを改善する方法や、集団で交差して歩くレクリエーションとしても楽しめる。