十勝の「人財・食材」 冊子に 振興局
40社紹介、バイヤー向け
十勝総合振興局は、道やとかち財団などが定める食に関する認証制度を持つ、十勝管内40社の情報をまとめた冊子「十勝の人財・食材~ベストセレクション食材カタログ~」を製作した。
食関連企業の雇用促進や企業・製品の販路拡大の支援を目的に、今年度から3カ年計画で取り組む「十勝ブランド強化支援事業」の一環。食の認証制度と認証を取得した企業・製品の認知度向上を図ろうと初めて一冊に情報を整理した。
冊子では認証を持つ管内78社(10月末現在)のうち、特にバイヤー向けに売り込みを図る40社をピックアップ。食の安全安心を確保する「北海道HACCP(ハサップ)自主衛生管理認証」や、安全安心でおいしい十勝産加工品を保証する「十勝ブランド認証」など、6つの認証制度のいずれかを受けているか一目で分かるレイアウトが特徴。農産品、食肉、加工品、乳製品、菓子の5つのカテゴリーで、それぞれ“イチオシ”の商品と生産者の声などを写真付きで紹介している。
1000部作製し、既に首都圏の百貨店や飲食店など約100社に送付済み。現在は送付先に対して掲載企業や製品に関するニーズと認証制度の認知度を調査している。来年2月15~17日に千葉県内の幕張メッセで開かれる商談会でもバイヤーに配布する予定で、同局産業振興部商工労働観光課とかち「食・観・連」推進室の八木健治主事は「十勝の魅力ある商品をより多く知ってもらえるよう、ネットからも冊子を見られるようにしたい」としている。(小縣大輝)