日勝作品親しんで 神田日勝記念美術館がアートカード
【鹿追】神田日勝記念美術館(小林潤館長)が「神田日勝作品アートカード」を制作した。町内小中学校の美術授業で活用を予定している。
アートカードはアメリカ生まれの美術鑑賞教育の手法。トランプで遊ぶようなゲーム感覚で、楽しみながら作品に親しんでもらう。
道外の美術館の先進事例を参考にしながら、既存の日勝作品ポストカードなどを基に、職員が手作りした。
1セット65枚。規格は縦11センチ、横16センチではがきよりやや大きいサイズ。「未完の馬」「晴れた日の風景」などの油彩のほかに、水彩やデッサンの作品をプリントして、ラミネート加工した。
町内各校分8セットを配布する予定だ。
小林館長は「町民が日勝作品や美術館を身近に感じてもらうツールとして活用していきたい」と話した。(大井基寛通信員)